とんこつたんのブログ

理系ラボで思ったこと考えたことから趣味の話まで/ チェコでの留学体験記

ドイツイタリア旅行11~フィレンツェ~

9月19日

本日はフィレンツェへ。

メインは何といってもウフィツィ美術館です。

 

ボティッチェリの名画「プリマベーラ」や「ヴィーナスの誕生」は言わずと知れた名画。またレオナルドダビンチの「受胎告知」なども見ることができます。

日本を発つ前に電話で予約をしており、16時から入場のチケットを確保。

予約料金を取られますが、確実に入るには予約したほうが安全です。

 

さて本日もボローニャからフィレンツェへ。

フィレンツェベネツィアより近く、一時間程度で行くことができます。

 

今日はフィレンツェに行く前にボローニャの斜塔に上ることにしました。

9時から登れるという情報を2日前に入手。

9時ちょっと前に斜塔へ行くとオープンを待つ人の列が。

 

しかしここで我々は痛恨のミスをしていました。

なんとチケット売り場はインフォメーションセンターでないと買えない。

まじか。

仕方なくインフォメーションセンターへ向かい、

チケット購入のための整理券を取り待つこと5分。

案内されたチケットは

11時半以降に上れるものしかない、とのこと。

しまった事前調査不足でした.....。

フィレンツェも観光したいのでこれでは出発が遅すぎると、

泣く泣くボローニャの斜塔に上ることはあきらめてフィレンツェに向かうことに。

事前調査は大切ですね(´・ω・`)

 

新たな出会い

ボローニャの斜塔とは残念なお別れをしましたが、

駅の目の前のお土産屋さんで我々は新たなダッキーを仲間に取り入れました。

失うものがあれば得るものもある。(なんかちがう)

ヤンキー先生と卒業生みたいな2ショット。

新たな旅の仲間が加わったところでフィレンツェへ出発。

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新たな仲間

メディチ家礼拝堂

フィレンツェでまず向かったのはメディチ家礼拝堂。

メディチ家フィレンツェは切っても切り離せない関係です。

メディチ家によってフィレンツェの芸術は支えられていました。

ここにはミケランジェロの傑作のひとつに挙げられる夜と昼、夕暮と曙の彫刻があります。

ミケランジェロは新聖具室の設計と同時に、新聖具室に葬られるメディチ家の主要な一族の霊廟のために『夜』(en:Night)と『昼』(en:Day) 、『夕暮』(en:Dusk)と『曙』(en:Dawn) の装飾彫刻も手がけていた

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%81%E5%AE%B6%E7%A4%BC%E6%8B%9D%E5%A0%82

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メディチ家礼拝堂

2Fに上がると君主の礼拝堂です。写真右半分は改修工事中で見られませんでしたが、壁の装飾はすべて彩色大理石と半貴石で飾りられており大変重工な感じです(当時の反応は悪かったらしいですが)。

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君主の礼拝堂

天井がも圧巻。

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君主の礼拝堂天井


壁にはメディチ家支配下時のトスカーナの紋章が表現されているそうです。

そのまま奥へ進むとミケランジェロ新聖具室が飾られています。

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ロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチの霊廟

 

こちらは「夕暮」と「曙」。やっぱりミケランジェロは女も老人もムッキムキ。右の女性も腹筋すごい。おじいちゃんに至ってはシックスパックでは。

でも見てくださいこの質感。石とは思えない....

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「夕暮」を別アングルから

ミケランジェロの名作を手が届きそうなほどの間近で見れてしまう。

お昼

メディチ家礼拝堂を後にして、近くの路地に面したレストランでお昼ごはんです。

ピザとTボーンステーキ、ミートソース?パスタとラタトゥイユ?をオーダー。

さすが食のイタリア、おいしい~~

チーズがミルキーでクリーミー。トマトとよく合います。

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マルゲリータピザ

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘楼

メディチ家礼拝堂から徒歩10分ほどで

サンタ・マリア・出る・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘楼に行くことができます。

うおおおおおぉ荘厳、まったくカメラに入りきらない!

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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

中に入るのは相変わらず長い列に並ばねばならなかったので、聖堂の周りをぐるっと一周して外から眺めるにとどめます。

にしても素晴らしい建築と装飾。

大聖堂のドームはどのように作られたのか、未だにわからないのだとか。

壊れた場合には修復作業でドームの内部に入りますが、

建築依頼壊れたことがないそうです。

それだけでも十分すごいです。

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大聖堂のドーム

ジョットもフィレンツェとは切り離せない彫刻家。

彼が建築したジョットの鐘楼は見事です。荘厳かつ緻密かつ繊細。

はちみつとクロー〇ーのたけ〇〇君とかすごく好きそう。

色合いも白地に緑とピンクで少し珍しいですね。

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ジョットの鐘楼

ウフィツィ美術館

大聖堂から少し足早にウフィツィ美術館へ向かいます。

ウフィツィ美術館で入場の手続きをしている間、外ではチェロの演奏が。

こんなちょっとした楽しみがあるのも素敵です。

というか激うま....ずっと聞いてたい...

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チェロ演奏

さてウフィツィ美術館に無事入館。

廊下も天井も芸術作品が....

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ウフィツィ美術館の廊下

もう有名絵画目白押しです。

某有名イタリアンファミレスの壁にある有名画が大量に!

紹介したいものはたくさんありますが一部のみ抜粋します。

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クラナッハのアダムとイブ

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ボティッチェリの春

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ボティッチェリのヴィーナスの誕生

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ティツィアーノウルビーノのヴィーナス

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この天使有名なファミレスで知ってる...

意外だったのはボティッチェリの春やビーナスの誕生の色彩。

かなりパステルカラーで、色だけ見ると非常に落ち着いています。

しかし他の絵とは異なる存在感を放っており、思わず目が行ってしまいます。

なにより、美しかった。

すごいのは絵だけではありません。

トリブーナはかつてのサロンで、ウフィツィ美術館の中で特に貴重な作品が集められたんだとか。

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トリブーナ

天井には貝殻が敷き詰められています。

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トリブーナの天井

別の部屋へ移動。

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思わずマネしたくなる躍動感

詳しくは知らないのですが彫刻も躍動感にあふれまくってます。

 

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彫刻の部屋

 

ヴェッキオ橋

非常に濃厚な2時間半はあっという間に過ぎ去り、退館時間に。

外に出るとすぐ近くにヴェッキオ橋が見えます。

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ヴェッキオ橋

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ヴェッキオ橋にはジュエリー点が立ち並ぶ

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ヴェッキオ橋からの景色

ヴェッキオ橋から見て川の左に見えるのがウフィツィ美術館です。

日も暮れてきました。

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ヴェッキオ橋からの夕暮れ

橋を渡り切り、コーヒー屋さんで一休み。

そのあと現地のスーパーでお土産を買いこみます!(^^)!

現地のスーパーって楽しいですよね。

オリーブオイル石鹸とローズウォーター化粧水、ビスコッティ、ワイン、チーズ、クッキー、チョコなどなど....

 

そうこうしているうちにすっかり日もくれました。

そろそろボローニャへ帰る時間です。

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夜のヴェッキオ橋

 

ポルチェッリーノの噴水(子豚の噴水)

 

帰りがけに有名な子豚ちゃんを発見。

なでるとご利益があるとか、どこの国でも一緒ですね。

子豚ちゃんのお鼻はみんなに撫でられまくってぺっかぺかでした。

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子豚の噴水

 

夜のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘楼

帰り道で再び大聖堂の前を通りました。

昼間とは全く雰囲気が違います。

すごい威圧感と荘厳感です。

 

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夜の大聖堂

 

ボローニャにて世界一入りにくい居酒屋へ

ボローニャには9時過ぎごろ到着。

ここから本日は行ってみたいところが!

それは「世界一入りにくい居酒屋(NHK)」で放送されたボローニャの居酒屋。

ボローニャに来ると決まった時から、父はずっと行きたいと思っていたそうです。

明日はもう日本へ帰ってしまうため、行くなら今日しかない!

 

駅からタクシーを拾おうとするも、なかなかタクシーがつかまりません。

というのも、我々は5人家族。

よく来るタクシーは4人乗りで、なかなか5人で載せてくれるタクシーがつかまりません。あきらめるしかないのか...と帰り始めたとき、そこに一台大きいタクシーが!

 

すかさず引き留めると、5人乗りもOKとのこと。

何とか居酒屋まで行くことができました!

これはもはや運命だ~

 

混んでいて店に入れない場合は引き返すことも考えていましたが、

お店に入ると待てば通してくれるとのこと!

しっかし本当に入りにくいことこの上なく(地元間が非常に強い)

地元の方に愛されているお店、という感じでした。

 

しかし勇気を出して入った価値あり!

ミートソーススパゲッティ、ラザーニャ、お肉(料理名忘れました...)、ワイン(食事用のテーブルワイン)、どれも絶品で一瞬で食べつくしてしまいました。なによりここで食べたラザーニャは今までの観念を変えるおいしさ。デザートにはティラミス、ベリーのケーキ、ボローニャのご当地デザートのタルトデリゾ、アップルストゥルーデル、などなど。どれも本当に絶品でした。

 

勇気は必要ですが本当におすすめのレストランでした。

ボローニャを訪れた際にはぜひまた寄りたい場所となりました。

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トラットリア DA VITO